2022年6月14日に発行されたAppleの特許の出願履歴から考察しました。最初のOAで許可可能クレームが示されていて、効果的にインタビューも活用していたので、拒絶を解消すること自体はそれほど難しくなかったのかと思われます。またIDSも頻繁に大量に提出しているところも特徴だったので、わかる範囲で考察してみました。

目次

書誌情報から

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Appleの特許です。

2019年11月にアメリカに出願され、2022年の6月に特許になっているので、約2年半の審査期間になります。

包袋から

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PCT出願のアメリカ国内段階の出願日が2019年の11月で、2021年の6月に限定要求(restriction requirement)があり、同じ年の11月に1回non-final OAがあり、翌年の1月に提出された応答で拒絶が解消され、2022年の2月に許可通知書が出されています。しかし、その後、出願人による補正が行われ、権利化されました。

IDS提出が頻繁に行われているので、そこについても後に詳しく見ていきたいと思います。

具体的な対応について

次に、権利化からさかのぼって、気になる手続きの具体的な内容について見てみましょう。

許可通知後の補正

まずは、許可通知書が出た後の補正関連の手続きについてです。

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補正はクレームに関するものでした。