2022年11月15日に発行されたNintendoの特許の出願履歴から考察しました。
序盤からインタビューを多様し、ほぼすべてのOA対応の前にインタビューを行っていました。さらにインタビュー中に2つの補正提案を審査官から提案された際は、追加で新規の独立クレームを書き、提案された補正を1つずつ別々のクレームで試す(詳細は最終拒絶以降の解説を見てください)という、いわゆるA/Bテストを行うなど、クリエイティブな面もありました。また、RCE後に許可可能なクレームが確定したあとは、特許性が認められた部分を拒絶された別の独立クレームに用いるなど、無駄のない合理的な手続きを行っています。
全体的に、丁寧によく考えられたOA対応ができていた案件だと思います。
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Nintendoの特許(Pat. No: 11497987)です。
2020年8月に出願され、2022年の11月に特許になっているので、約2年3ヶ月の審査期間になります。
継続出願が1件あるので、それなりに重要な発明なのかもしれないです。
また日本で最初に出願されているので、外国出願の優先権を主張しています。