2022年8月2日に発行されたGoogleの特許の出願履歴から考察しました。101条の拒絶をうまく最初の対応で解消しているので、ソフトウェア関係の発明で101条の対応をしなければいけない人は参考にしてみてください。
あとは、個人的にはRCE直前のインタビューが良かったと思います。インタビューでは合意には至らなかったものの、そこで最後まで問題になっていた103条の拒絶がほぼ解消されたのだと思われます。
細かい話ですが、OA対応のときの代理人名とインタビュー時の代理人が違ったので、実質実務を担当していた弁護士さんはOA対応のときに署名していた代理人じゃない可能性が高いですね。
全体的に、合理的・効率的に対応し権利化できたケースだと思います。
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Googleの特許(Pat. No: 11,405,197)です。
2020年6月に出願され、2022年の8月に特許になっているので、約2年の審査期間になります。
アメリカにおける出願が2020年の6月なので、その後にアメリカ出願を基礎としたPCT出願を行っています。
今回もRCE案件ですが、比較的シンプルな審査履歴です。